あの頃の、男の子のはなし

あの頃の僕たちは好奇心とくすぐったい気持ちで出来ていました。 思春期の思い出を綴るエッセイです

「男の子」そのモノの話 その3

 授業中に訳も無く突然勃起してしまったらどうするか?

 座っている状態ならば勃起したとしても周囲に気づかれる心配はそれほど無いので時間的余裕があれば授業終了の号令までになんとか「ちんちん」を静める努力をします。

人それぞれ様々な方法があるでしょうが僕の場合はしわしわのお爺さんとお婆さんが濃厚に絡み合うシーンを想像する事によって勃起した「ちんち ん」を静めます。関取で満員の真夏の通勤列車を想像する、と言うのも結構有効です。ともかく「不快な」または「グロテスクな」想像をすることによって急速 に「ちんちん」を沈静化させる訳です。

しかし「勃起」は予期せず訪れる、マーフィーの法則とでもいいましょうか?得てして授業終了ギリギリになって勃起してしまう事が「良く」ありま す。授業終了の鐘のなる直前に勃起してしまうと簡単に勃起を静めるのは不可能です、しかし容赦なく日直の「起立」の号令が・・・

号令がかかっているのに立ち上がらない訳にも行かない、しかし直立不動の体制をとれば元気になった「ちんちん」を両隣の女子に見られてしまう。そういう場合は是非も無し「かったるいなぁ~」とかワルを気取りながら渋々中腰くらいまで立ち上がります、「号令なんてする必要あんのかよ」とか言いながらあくまで中腰くらいまで立ち上がるのです。ちなみにこのセリフだけは本心から出た言葉です。

「号令」が憎い!

先生、僕は本当は真面目な生徒なんです!

ただ勃起しているだけなんです!!!

なんて心の中で考えながら中腰までしか立ち上がらない言い訳をしつつ勃起を女子に悟られないようにするのです・・・書いてて泣けて来た。

とまぁ、男の子にとって「ちんちん」とは自らの思い通りにならないモノなのだ、という事を理解していただけたかと思います。

ものすごく余談ではありますが僕はこと「ちんちん」に関する限り「オヤジギャグ」とかそういった表現方法が大好きです。「如意棒」とか「きかん 棒」とかよくよく考えてみれば「陰茎」って言うのも笑えます。「ちんちん」で済むのに「なんだソリャ?」と思わずニヤリとしてしまう表現がたくさんあっ て、しかも後でじわじわ聞いてくるローキックみたいに電車やバスなどで突然思い出し笑いをしてしまい、大変困ります。