マッカチンが欲しかった僕が小学生の頃駅の近くの用水路ではザリガニがよく取れました、こういうのは取ってくるのが目的で、しばらく飼育はするのですが飼育自体にはあまり喜びは なくて、水は臭くて見てても退屈で早い段階で死んでしまいます。動物愛護的にどうかと思いますが、その頃の小学生の男子なんてたいていそんなものでした。 ザリガニの取り方にはいくつかの方法があります、一番簡単なのは網で用水路や小川の泥をすくってその中からザリガニを探すのでザリガニが居る ポイントさえ知っていれば10匹くらいすぐに取れます、ですから長く楽しみたい通な小学生のやり方としては「よっちゃんイカ」というイカの燻製のお菓子を 割りバシから垂らした糸につけ、ザリガニがが食いついてきたところを釣り上げる、という方法が主流でした。 もちろん一人でやるわけないので友達と競争をするわけですが、この場合何匹釣ったかという事よりも「より大きなマッカチン」を釣った方がが威張 れるわけです、「マッカチン」とはアメリカザリガニの俗称で日本古来のニホンザリガニがなんか青みががった貧弱で小さいボディを持ってるのに対し、大き く、赤く、硬い甲羅を持っていていかにも強そうで少年の心を揺さぶる外観をもっていたのです、まぁ見た目は伊勢海老に似てて子供心くすぐり感で言えばヘラ クレスオオカブトみたいな感じだと思ってください。ハサミにはさまれると痛いんですよねぇ~~。 しかし、その頃僕の近所ではまだあまりマッカチンは繁殖していなかったみたいでとうとう僕は小学生の間にマッカチンを釣り上げることは出来ませ んでした、マッカチンをGETした誇らしげな友人を横目に貧弱なニホンザリガニが数匹いるバケツを眺めながら「マッカチンが欲しいな」とよく思ったもので す。今は少しも欲しいとは思いませんけどね、伊勢海老なら腹いっぱい喰いたいですけど。 |