あの頃の、男の子のはなし

あの頃の僕たちは好奇心とくすぐったい気持ちで出来ていました。 思春期の思い出を綴るエッセイです

帰って来た「初恋のアノ子」

 みなさんは自分の「初恋」がいつだったか憶えていますか?僕の場合あまりに幼すぎたため「恋」であったと言い切れないのですが初めて特定の女の子を意識したのは小学1年生の時でした。

なぜ好きだったのかは記憶があいまいで憶えていないのですがおそらく家が近く、よく遊んでいたからだと思います。ただその子に対するはっきりと した恋愛感情が育つ前にその子は親の仕事の都合で引っ越していってしまいました。そして幼かった僕は別に失恋に傷ついた訳も無くすぐ他の女の子を「好きだ な」と思うようになり、ぶっちゃけてしまえばクラス替えや席替えの度に「好きな子」が変わりました。

小学校の高学年になってくると男子でもはっきりと異性を意識するようになり、「好きな女の子」に関する話も友人達と密かにするようになります。 そして好きな子がコロコロ変わっていた僕は便宜上(ほんとは自分の好きな子を友達に言いたく無かったのです、卑劣ですね)「引っ越していったアノ子」が好 きだといい続けていたのですが、小学5年生になった時なんと「引っ越していったアノ子」が帰って来てしまったのです!

正直困りました、嘘をついていた自分の卑劣さを棚に揚げて言わせてもらうと「絶対内緒だからな!」と約束していたはずの「引っ越した子が今でも 好き」だと言う嘘が何故かあっと言う間に学年中の知れるところとなり、クラスの女子までに「ゆうクンって硬派気取ってるクセに意外と一途ナノネ」みたいな 目で見られるようになり、まさに「穴があったら入りたい」状態でした、もうどこまでも自業自得なので今更「本当は他の子が好きなんだよ~~~」と言える訳 もなく(当然その事も学年中に広まるハズですから、実名で)数週間ずっと気まずい思いをしたのでした、、、まぁ、昔の学校に戻ってきたらイキナリ大恋愛の 対象にされてしまったアノ子が一番迷惑だったでしょうね、本当にゴメンナサイ。

しかし上記のような「恥ずかしい」話は尽きませんね、将来年齢を重ねたら「恥ずかしい、中年親父のはなし」や「恥ずかしい、カミナリじいさんの はなし」でも書こうかなってふと思っちゃいました。ただ「恥ずかしい、青年のはなし」はリアルタイムで本気で恥ずかしいのでとてもじゃないけどブログなん かには出来ません。誰か「入りたくなった時に入る穴」の掘り方を教えてください。本気で欲しいです「入る穴」